皮膚科でのニキビ治療-注射を使ったニキビ治療

16c63c7da6692277f1d0b47ea5476048_s

皮膚科では、ニキビの重症度に応じてさまざまなニキビ治療を受けることができます。その中の治療方法の1つが注射を使ったニキビ治療です。しかし、注射を使ってニキビ治療を行うということがどのようなことか結びつきにくいため、「ニキビ治療に注射が用いられるって、どういうこと?」という人も中にはいると思います。

ここでは、注射を使ったニキビ治療について解説しますので、皮膚科でのニキビ治療を考えている人は参考にしてみてください。

【皮膚科での注射を使ったニキビ治療とは?】

ニキビ治療というと外用薬を使った治療を思い浮かべる人が多いと思いますが、即効性のある治療方法として定評があるのは注射によるニキビ治療です。炎症が起きているニキビに直接薬剤を注入することができるので、他のニキビ治療と比べて効果を早く実感できます。

注射によるニキビ治療は、初期の段階のニキビではなく、悪化して炎症が激しくみられる場合や、ニキビの悪化によりしこりなどができてしまっているニキビ、また、ニキビ痕がクレーター状になってしまった場合に行われます。

ニキビ治療の注射に用いられる薬剤には、ケナコルト(ステロイド剤)やプラセンタ、ヒアルロン酸、そして各種ビタミンがあります。

【皮膚科でのニキビ治療に使う薬剤の種類】

では、皮膚科のニキビ治療で用いる薬剤の種類と特徴についてご紹介したいと思います。

◆ケナコルト

ケナコルトは、いわゆるステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)になります。ニキビ治療としては、悪化して激しい炎症を起こしたニキビやニキビ痕の治療に用いられます。特に炎症を起こしたニキビへの効果が高いので、激しい炎症がみられるニキビでも、その部分にケナコルトを注入することで、炎症をすぐに鎮めることができます。また、ニキビの部分にしこりができてしまったような時も、ケナコルトで改善することができます。

ただ、ケナコルトを注射すると、ニキビの炎症が起きにくくなるとか、ニキビができにくい肌質になるとかいうわけではありません。ケナコルトは、ニキビの炎症を抑えるための対症療法に過ぎないということを覚えておきましょう。

◆プラセンタ

プラセンタは胎盤から抽出したエキスで、高い抗酸化作用があることで知られています。そのため、アンチエイジング効果が高いと美容目的として注入されることが多いプラセンタですが、ニキビの治療薬としても効果が期待できます。なぜなら、ニキビの悪化を引き起こす原因に活性酸素があるからです。プラセンタの抗酸化作用で活性酸素を除去すると、ニキビの炎症を早く鎮める効果が期待されています。

◆ヒアルロン酸

プチ整形でお馴染みのヒアルロン酸注射ですが、このヒアルロン酸の持つ力はニキビ痕の凹みを平らにさせるためにも効果的です。ニキビの凹み部分にヒアルロン酸を注入すると、凹み部分をふっくらとさせることができるので、ニキビ痕の凹みが目立たなくなるということです。ただ、ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されてしまいますから、定期的に注入しないと、そのうちに凹みが元通りになってしまいます。

◆各種ビタミン

ニキビの予防・改善に効果的なビタミンを直接に注入することで、ニキビの改善を早めます。ビタミンB群やビタミンCなどが注入されることが多いようです。

【注射によるニキビ治療のメリットとデメリット】

注射によるニキビ治療のメリットは、やはりその即効性です。外用薬を用いたニキビ治療だと、炎症が治まってニキビが治るまで一定の期間がかかりますが、注射によって薬剤を直接皮膚に注入すれば、1日のうちに効果を実感できることも少なくありません。

しかし、注射によるニキビ治療は即効性がある分、リスクも高くなります。例えば、ケナコルトのようなステロイド剤の多用は副作用が心配されていますから、医師の正しい判断が必要となります。ですから、注射によるニキビ治療を行う場合は、その分野の治療によく精通した医師による治療を選択することが大切です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る