皮膚科でのニキビ治療-レーザー治療

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一般的な皮膚科でのニキビ治療は外用薬による治療ですが、近年ではレーザー治療も行われる機会が増えてきています。シミを取ったり、ホクロを取ったりするために皮膚科・美容クリニックで用いられることの多いレーザー治療ですが、ニキビ治療としても大きな効果が期待できます。レーザーを用いたニキビ治療は、ニキビの中に溜まった皮脂や膿を排出したり、ニキビ痕を改善したりするために必要に応じて用いられています。ここでは、レーザー治療に用いられるレーザーの種類とそれぞれの効果について解説していきたいと思います。

【ニキビ治療に用いられるレーザーの種類と特徴】

ニキビ治療に用いられるレーザーの種類は、1つではなく複数あります。用いるレーザーによって特徴が異なりますので、ここでは代表的なレーザーを1つずつご紹介しますね。

◆炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

皮膚組織を焼き切る作用があるので、外科手術の時にレーザーメスとして用いられているレーザーです。ニキビ治療としては、ニキビに照射して小さな穴を開けることで、そこから毛穴に詰まった皮脂や膿などを排出するために用いられています。炎症が起きていない白ニキビや黒ニキビでも、早く中に溜まった皮脂などを排出させた方が良いという場合に用いられることも少なくありません。

◆フラクショナルCO2レーザー

クレーター状のニキビ痕の治療に用いられます。炭酸ガスレーザーをマイクロドット状に照射するので、広範囲に目に見えない小さな穴を肌表面に開けることができます。穴が開いた部分は皮膚を再生しようとする力が働くので、新しい肌細胞に入れ替えることができます。そのため、フラクショナルCO2レーザーで治療を行うことで、凹んだニキビ痕も徐々に平らにして凹みを目立たなくすることができます。

◆ロングパルスYAGレーザー

ピーリング効果や除毛効果があります。また、肌の赤みを消す効果があるので、ニキビやニキビ痕の赤み治療にも用いることができます。しかし、効果の表われ方は穏やかなので、本格的なニキビ治療に対する高い効果はあまり期待できません。

◆アレキサンドライトレーザー

主に脱毛のために用いられているレーザーですが、ニキビ治療としては、特にシェービングによってできるニキビに悩まされている男性に対して用いられます。シェービングによって肌表面の角質層に繰り返し傷が付くと、角質が角化して毛穴が詰まりやすくなり、そのためにニキビができやすくなってしまいます。それで、アレキサンドライトレーザーでヒゲの脱毛を行うと、シェービングによる肌の角化を防ぐことができるので、ニキビができにくくなります。

【レーザー治療における注意点】

ニキビ治療として用いられることも多いレーザー治療ですが、いくつか覚えておきたい点があります。

まず、健康保険が適用できないので、全額自己負担になるという点です。複数回にわたって治療が必要なことも多いので、治療を受ける前には、医師にどれくらいの期間にわたって通うことが必要なのか、金額はどれくないになるのか目安を聞いておくといいでしょう。

また、レーザーによるニキビ治療はニキビを根本的に治すというよりも、ニキビの症状を改善するための対症療法に留まるので、根本的に治療するためには別の治療方法を併せて行なっていく必要があります。

レーザーによるニキビ治療のメリットとしては、赤ニキビなどすでに炎症を起こしているニキビでも、ニキビ痕を残すリスクを最小限に抑えつつ治療ができるという点です。また、ニキビの初期段階の白ニキビや黒ニキビの治療もできるので、早期に治療を行ってニキビの悪化を防ぐこともできます。

このようにレーザーによるニキビ治療にはメリットもありますが、あくまでも対症療法に留まるので根本的なニキビ治療は期待できないという点を覚えておきましょう。

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