ワセリンはニキビに効く?それとも悪化の原因に?

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優れた保湿効果があることで知られるワセリン。保湿目的のために皮膚科で処方されることもありますが、ドラッグストアなどでも『ヴァセリン』として売られているので、肌の保湿のために愛用している人も少なくないと思います。

ところで、ワセリンがニキビに効くというウワサを聞いたことはありますか?ここでは、保湿剤として広く使用されているワセリンがニキビに効くというのは本当なのか、検証してみました!

【ワセリンとは?ワセリンの効果】

まずは、「ワセリンって何?」という人のためにワセリンについての基本情報をお知らせしましょう。

ワセリンは、石油を原料としています。原料が石油というと、ちょっと心配になる人もいるかと思いますが、ワセリンは石油を高純度に精製して作られたもので、安全性が高いとされており、皮膚科でも治療薬のベースとして広く使用されています。

ワセリンの特徴として、肌に塗った時に肌に浸透せずに肌の表面に留まるという点があります。ですから、ワセリンを肌に塗ることで外部からの刺激や異物が内部に侵入するのを防ぐ効果が期待できます。また、内部の水分が蒸発するのを防ぐ効果がありますから、きちんと保湿した肌にワセリンを塗ることで肌を乾燥から守ることができます。

【ワセリンがニキビに効くと言われる理由】

ニキビの予防には、「油分があまり入っていないスキンケア用品を使うように」とよく言われますよね。ワセリンは、石油を原料として作られていますので、100%油分でできています。では、どうして「ワセリンがニキビに効く」と言われるようになったのでしょうか?

ニキビの主な原因は、皮脂が過剰に分泌されることによりますが、肌の乾燥もニキビの原因になることがあります肌が乾燥すると、肌のターンオーバー(新陳代謝)は低下し、肌がカサついたりして肌のバリア機能も低下します。そうすると、肌が荒れやすくなりますし、ニキビもできやすくなってしまうのです。ですから、乾燥によってニキビができやすい肌は、しっかりと保湿してあげることが大切です。

ワセリンは、肌を乾燥から守る効果が高いので、洗顔後の保湿した肌にワセリンを塗付して、いわばフタをしてあげることで、肌のターンオーバーやバリア機能を正常に戻すことができます。肌のターンオーバーやバリア機能が正常になると、それに伴ってニキビはできにくくなりますから、ワセリンはニキビに効くと言われているワケです。

【ワセリンでニキビが悪化することも!】

ただ、ワセリンでニキビが悪化することもありますから、ワセリンでニキビケアを行う場合は注意しなければなりません。

そもそもニキビの原因は、何らかの理由で毛穴が詰まってしまい、皮脂が外に排出されずに毛穴に溜まった状態が続いてしまうことによります。皮脂が毛穴に溜まったままの状態が続くと、そこでアクネ菌が繁殖してニキビは炎症を起こして赤ニキビになってしまいます。

炎症が起きて赤くなったニキビを早く治すには、毛穴に溜まった皮脂やアクネ菌が外に排出されることが必要です。しかし、炎症を起こしたニキビにワセリンを塗ってしまうと、毛穴の表面を塞いでしまうので、毛穴内部に溜まった皮脂やアクネ菌が外に排出されずに留まってしまうことになります。そうすると、ニキビの治癒が遅れ、ニキビがさらに悪化してしまうのです。

 

また、ニキビの原因となるアクネ菌は、皮脂などの油分を好みます。ですから、すでにニキビができてアクネ菌が増殖している部分にワセリンを塗ってしまうと、ワセリンの油分もアクネ菌のエサになってしまいますから、さらにアクネ菌が増殖し、結果としてニキビが悪化することが考えられます。ですから、すでに炎症を起こしているニキビにはワセリンは塗らないようにすることは大切です。

 

肌の乾燥によりできるニキビには、ワセリンは一定の効果を発揮しますが、すでにできて炎症を起こしたニキビにワセリンを塗ると、ニキビが悪化する可能性が高くなります。ワセリンをニキビ予防に使う場合は、この点に注意して使用するようにしてください。

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